こんにちは、はなだです。
この春、京都芸術大学 通信教育課程 美術科写真コースを卒業します。
その卒業制作展が3/12(日)〜19(日)まで京都芸術大学 瓜生山キャンパスにて開催され、私も出展します。
2019年に3年次編入という形で入学し、働きながら4年かけて大学の課題に取り組み、自分の表現としての写真を探究してきました。その集大成として、昨年の春から卒業制作に取り組み、自分なりのテーマを持ってひとつのシリーズを作成してきました。 テーマに沿って何度も何度も撮影のために街へ出かけ、カメラを通して風景や人々を撮影するプロセスには、ご依頼を受けて写真を撮影するのとは違った時間の流れがあります。
そのゆったりとした時の中でファインダーをじっと覗きながら、自分にとっての関心事や、心の奥底でひっそりと大切にしていたことと改めて向き合ってみると、この先どんな写真を撮っていきたいのか、お仕事であれ自分の制作であれ、自ずと浮かび上がってくるような気がしました。
今回は私が写真を本格的に志したきっかけの象徴として、隅田川流域の街を赤羽から東京湾に注ぐ晴海埠頭まで撮りました。
川は、生まれ育った千葉の街でも、留学していた大学のキャンパスでも、就職してから働いた福岡や名古屋の街でも、いつも暮らしのそばにありました。水と隣り合わせの生活には怖さもありますが、同時に川に導かれるような、あるいは見守られているような感覚や、そこに人々が集まることへの親しみもまた私の中にあるのです。
この作品が、見る人それぞれにとっての川に思いを馳せるきっかけになればと願っています。
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